静的なサイトをS3のホスティングと独自ドメインで構築する方法です。
今回は、awsの登録や、ドメインの購入は完了済みということを前提にしています。
また、ドメインは、仮にexample.com としてありますので、ご自分で取得したドメインに読み替えて読み進めてください。
S3 の設定
バケットの作成
ホスティングでメインとなるバケットを作成します。
簡単ですが、作成手順は以下になります。
- S3 > [Create Bucket] ボタンをクリック
- Bucket Name に ドメイン名[example.com]を指定して、[Create]ボタンをクリック
Bucket Name: example.com
Region: Tokyo
バケットの設定
上記で、バケットの作成が完了したら、propertyから以下を変更します。
Permissions
Edit bucket policy に以下を追加します。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "AddPerm",
"Effect": "Allow",
"Principal": "*",
"Action": "s3:GetObject",
"Resource": "arn:aws:s3:::example.com/*"
}
]
}
バケットポリシーの詳細はこちらから確認してください。
Static Website Hosting
- Enable website hosting に チェックをいれます。
表示されるフォームに以下のように設定します。
Index Document: index.html
Error Document: 404.html
Indexページは、たいていindex.htmlになると思いますが、errorページに関しては、error.html 等、自分のサイトのエラーページに合わせて変更してください。
www.examle.comからのリダイレクト
今回は、サブドメインなしの、examle.com でアクセスをすることを想定していますが、
もし、www.examle.com でurlが来た時に、examle.comにリダイレクトするように、別途バケットを作成しておきます。
www.examle.comバケットの作成
examle.comと同様に、
* S3 > [Create Bucket] ボタンをクリック
* Bucket Name に ドメイン名[www.example.com]を指定して、[Create]ボタンをクリック
www.examle.comバケットの設定
上記手順で、バケットの作成が完了したら、propertyから以下を変更します。
Static Website Hostingの設定
Redirect all requests to another host name にチェック。
Redirect all requests to にリダイレクト先のホスト名を入力する。
今回の例では、以下を指定します。
examle.com
以上で、S3でのバケットの設定は終わりになります。
Rout53
続いて、Route53を使って、DNSの設定をしていきます。
Hoste Zoneの設定
- Rout53 > Hosteed Zone > [Create Hosted Zone]をクリック
- Domain Name と Comment と Type を入力して [create] ボタンをクリック。
今回 Domain Nameには、example.com を入力。
Commentには任意のコメントを設定してください。
無事に設定が終わると、Name Serversが設定されるので、これを後でレジストラに設定します。
Aレコードを作成
続いて、Aレコードを作成していきます。
- 今 作成した、HostZoneを選択して、[Go to Record Sets]をクリック
- [Create Record Set] ボタンをクリック
設定は以下のように行う。
Name: example.com.
Type: A - IPv4 address
Alias: Yes
Alias Target: 作成したS3のバケットを指定
Routing Policy: Simple
サブドメインには、CNAMEレコードを作成
www.example.comを作成した場合、下記のように設定してください。
また、テスト環境 (test.example.com)のような環境を作成した場合も同様の手順で対応可能です。
Name: www.example.com.
Type: CNAME
TTL 300
Value: www.example.com.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com
Routing Policy: Simple
これで、DNSの設定は以上です。
レジストラの設定
今回、お名前.com での設定になります。
先ほど、生成されたName Serverをレジストラに設定して行きます。
ネームサーバーの変更
- ドメイン設定タブのネームサーバーの設定 > ネームサーバーの変更
- 他のネームサーバーを利用タブを選択
- ネームサーバー情報を入力のフォームが表示されるのでそこに、Route53で生成された、NameServerの宛先を入力して来ます。
以下のような値を一個づつ入力して、確認画面に進む > 登録
ns-9999.awsdns-99.co.uk
ns-999.awsdns-99.com
ns-999.awsdns-99.net
ns-999.awsdns-99.org
確認
example.comのバケットに index.htmlを配置して ブラウザでhttp://example.comでアクセス。
ちゃんと設定できていれば、表示されることを確認してください。
0 件のコメント:
コメントを投稿